動詞の概要
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ヘイソウ語の動詞は、語幹に複数の接辞を付加することで多様な形態を形成する。
動詞形は、語幹の前後に配置された複数のスロットからなる形態的テンプレートに従って構成される。
これらのスロットには、時制・相・法などの文法範疇を表す接辞が挿入される。
接辞の配置は基本的に接尾辞によるが、態のみは接頭辞として実現される。
態 - 語幹 - 相 - 時制 - 極性 - 証拠性 - 法 - 一致
また、ヘイソウ語は子音クラスタおよび閉音節を許容しないという音韻制約をもつ。 そのため、接辞の付加によって子音が連続する場合には母音 /e/ が挿入され、音節構造が調整される。
語幹の作り方
動詞の原形は必ず母音 ⟨aa⟩、⟨ia⟩、⟨ua⟩ のいずれかで終わる。
次の表に示すように母音を変化させることで動詞語幹を得ることができる。
| 原形 | 語幹 | 備考 |
|---|---|---|
| Caa | Ca | 単音節語に限る |
| CV'aa | CV | Vは長母音や二重母音を含む |
| CVCaa | CVC | 3音節以上の語も含む |
| Cia | Ci | 2音節以上の語も含む |
| Cua | Cu | 2音節以上の語も含む |
実際に動詞を当てはめると次のようになる。
| 原形 | 語幹 | 意味 |
|---|---|---|
| kaa | ka- | ~だ(コピュラ) |
| fo'aa | fo- | 食べる |
| gavaa | gav- | 書く |
| jia | ji- | 見る |
| gua | gu- | 行く |
“CVCaa” の形の動詞は語幹が子音で終わるため注意が必要。しばしば、これを子音語幹と呼ぶ。