推量法

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ヘイソウ語の推量法は、命題の真偽について、話者が不確実性を持って評価することを示す。 推量法によって表される事態は、事実として確定されたものではなく、与えられた情報に基づいて成立すると見込まれるものとして提示される。

接尾辞
推量法 -ghew

推量法の相・時制・証拠性・人称に対する制約は以下に示す通り。

時制 証拠性 人称
自由 自由 自由 自由

推論証拠との関係

推論証拠は命題の情報源を標示するカテゴリーであり、法体系とは独立している。 したがって、推論証拠の使用は必ずしも推量法の使用を含意しない。

証拠性の対応

推量法における証拠性の選択は、推量の根拠を示すとともに命題の真偽に対する不確実性の程度も含意する。

推量法 × 直接証拠

直接証拠との組み合わせでは、不確実性の低い、強い推量を表す。

(1)

'otio'uy 'oghone tareghewke.

'otio-'uy

'ogho-ne

ta-re-Ø-ghew-ke

あの場所-LOC

3-NOM.AN

存在する-PST-DIR-CONJC-3.AN

「彼はあの場にいたはずだ。」

推量法 × 伝聞証拠

伝聞証拠との組み合わせでは、不確実性の高い、弱い推量を表す。

(2)

'oghone ngue puorusiotoghewke.

'ogho-ne

ngue

puoru-sio-t-o-ghew-ke

3-NOM.AN

すでに

帰る-RES-PRS-REP-CONJC-3.AN

「彼はもう帰ったらしい。」

推量法 × 推論証拠

推論証拠との組み合わせでは、不確実性が中~高程度の推量を表す。

(3)

towi dikene na'e tayrighewde.

towi

dike-ne

na'e

tay-r-i-ghew-de

もしかしたら

1-NOM.AN

そのように

言う-PST-INFER-CONJC-1.AN

「私はもしかしたらそう言ったかもしれない。」

反事実法との関係

条件文において条件節に反事実法が用いられたとき、主節では推量法を用いて、その条件下で成立すると推論される帰結を示す。